中学受験におすすめの通信教育・オンライン講座

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  中学受験では、学校で習う内容に加えて、算数の特殊算や国語の記述問題など入試に向けた学習が必要になります。中学受験専門の塾に通うのが一般的ですが、現在は通信教育を中心に家庭で受験勉強を進めたり、通塾しながらオンライン指導を併用したりする方法も選べます。

 ここでは、中学受験の4教科を自宅で学べる通信教育、塾と併用できるオンライン指導、国語や算数など特定の課題を補強できる講座を紹介します。

中学受験の4教科を自宅で学べる通信教育

 塾に通わず自宅を中心に中学受験の勉強を進める場合は、一般的な小学生向け通信教育ではなく、中学受験専用のカリキュラムが用意されている講座を選ぶ必要があります。

難関中学を目指して自宅で4教科を学べるZ会 中学受験コース

 Z会には通常の小学生コースとは別に、難関国私立中学の受験を目指す「中学受験コース」があります。小学3年生から受講でき、4~6年生では算数・国語・理科・社会を中学受験向けのカリキュラムで学習することができます。

 4~6年生の本科には、映像授業や練習問題、添削指導などを組み合わせて学ぶ「トータル指導プラン」と、重要なポイントを中心に学ぶ「要点集中プラン」を選ぶことができます。塾に通わずZ会を中心に受験勉強を進める場合だけでなく、塾と併用して必要な教科を補強することも可能です。

 また、学校の教科書に沿って学ぶ通常の通信教育より難度が高く、中学入試で必要になる考え方や記述力まで取り組めることが特徴です。

 受講料は学年、教科数、プランによって異なります。たとえば2026年度の4年生本科を4教科受講する場合、6か月一括払いの「トータル指導プラン」は月あたり20,520円(税込)、「要点集中プラン」は月あたり10,448円(税込)です。

 中学受験用の教材を自宅でどこまで進められるか確認したい場合は、最初に資料や教材見本を取り寄せて、お子さんが取り組める難易度か確認してみるとよいでしょう。

Z会の通信教育 中学受験コース

家庭で中学受験の勉強を進める進研ゼミ 考える力・プラス 中学受験講座

 進研ゼミにも、通常の小学講座とは別に「考える力・プラス 中学受験講座」があります。学校の授業に合わせて学習する通常のチャレンジとは異なり、中学入試を意識した問題に取り組むための講座です。

 算数・国語・理科・社会の4教科に対応し、中学受験で必要になる知識や考え方を段階的に学んでいきます。家庭で受験勉強を進めたいものの、最初から進学塾へ通うことには迷いがある家庭にも取り入れやすいでしょう。

 教材だけを渡して終わりではなく、映像授業を見ながら重要なポイントを理解し、テキストで問題を解いて定着させる流れになっています。わからない問題について質問できるサービスもあり、家庭学習で行き詰まったときのサポートも用意されています。

 同じ中学受験向け通信教育でも、Z会とは教材の構成や難易度が異なります。志望校だけで決めるのではなく、毎月の教材をお子さん自身が進められるかという点も含めて比較してみてください。

 中学受験講座の教材見本も確認できるため、実際の問題を見てから受講を検討するとよいでしょう。

【進研ゼミ小学講座】進研ゼミの基本情報

授業を受けながら基礎学力を固める

 中学受験を考え始めた段階では、すぐに入試問題へ進むより、まず学校で習う内容を確実に理解しておくことが大切です。特に算数は、以前に習った内容の理解が不十分なまま進むと、受験算数に入ってからつまずきやすくなります。

四谷大塚の講師による授業を受けられる東進オンライン学校 小学部

 東進オンライン学校小学部は、自宅で映像授業を受けながら学習する通信教育です。中学受験専門の講座ではありませんが、四谷大塚の講師による授業を自宅で受けられることが特徴です。

 小学部では算数・国語・理科・社会を学習します。授業を見て終わりではなく、確認テストや月例テストも用意されているため、学習した内容が身についているかを確かめながら進められます。

 Z会や進研ゼミの中学受験講座とは目的が異なり、入試特有の問題を中心に勉強する教材ではありません。その分、学校で習う内容をわかりやすい授業で理解し、受験勉強へ進むための基礎を作りたい時期に利用しやすい講座です。

 小学3~6年生の受講料は、12か月一括払いの場合で月あたり3,278円(税込)が基本です。中学受験専門の個別指導や受験講座に比べると費用を抑えやすいため、家庭学習に映像授業を取り入れたい家庭でも検討しやすくなっています。

 無料招待期間が設けられているため、授業の進め方や講師の説明がお子さんに合うかを確認してから継続を決めることができます。

東進オンライン学校 小学部

塾と併用して学習管理や個別指導を受ける

 進学塾に通い始めると、授業を受けるだけでなく、宿題や復習、テストの直しまで家庭で進めなければなりません。学年が上がるにつれて課題も増えるため、「塾には通っているのに家庭学習がうまく進まない」という悩みも出てきます。

 そのようなときは、別の集団授業を追加するより、現在の塾の教材を使いながら学習計画や苦手分野を個別に見てもらう方法があります。

塾の宿題と家庭学習を立て直す受験コーチゆうた

 受験コーチゆうたは、中学受験に特化したオンライン家庭教師・コーチングサービスです。新しい教材を増やすことより、現在通っている塾の授業や教材を生かしながら、家庭学習の進め方を整えることを重視しています。

 進学塾では毎週多くの宿題が出ますが、お子さんの理解度や志望校によって優先したい課題は変わります。受験コーチゆうたでは、塾の宿題をどこまで取り組むかを整理し、復習や苦手単元の学習も含めて1週間のスケジュールを組み立てます。

 公式サイトによると、受講生の約8割が集団塾と併用しています。SAPIXや四谷大塚、早稲田アカデミーなどに通っていて、授業にはついていけても家庭での復習まで手が回らないときにも利用できます。

 国語や算数の学び直し、過去問対策にも対応しているため、学年や受験までの時期に応じて必要な学習を相談できます。

 特に、毎日の宿題やスケジュール管理を親御さんがすべて担っている家庭では、学年が上がるほど負担が大きくなります。家庭学習の進め方そのものを第三者に見てもらいたいときに検討したいサービスです。

 料金は学年やプランなどによって異なります。無料オンラインセミナーが開催されており、その後、希望に応じて無料体験や入塾面談へ進むことができます。

【受験コーチゆうた】

最難関中学を目指す1対1指導のトウコベPRIME

 トウコベPRIMEは、難関・最難関中学を目指す小学生を対象としたオンライン個別指導です。集団授業ではなく、講師とお子さんが1対1で授業を進めます。

 指導を担当するのは、難関中学の受験を経験した講師です。現在通っている塾の進度や模試の結果、志望校を確認したうえで、お子さんに必要な学習内容を決めていきます。

 オンライン授業に加えて、LINEによる質問対応、授業録画、授業後のレポート、保護者面談などのサポートも用意されています。進学塾の授業だけでは理解しにくい単元を個別に教えてもらったり、志望校に合わせた対策を進めたりする使い方ができます。

 同じ塾併用型でも、受験コーチゆうたとは利用目的が少し異なります。家庭学習のスケジュールや塾の宿題を含めて学習全体を立て直したいなら受験コーチゆうた、難関校を目指して1対1の授業や志望校対策を追加したいならトウコベPRIMEという違いがあります。

 集団塾だけでは苦手単元のフォローが追いつかなくなったときや、受験学年になって志望校に合わせた個別対策が必要になったときに検討しやすいサービスです。

最難関中学受験向けオンライン個別指導 -トウコべPRIME-

国語・算数など特定の課題を補強する

 塾や通信教育で4教科を学んでいても、すべての教科が同じように伸びるとは限りません。国語の長文を読むのに時間がかかる、算数だけ先取りしたいといった課題がはっきりしているなら、その部分だけ別の教材で補う方法もあります。

入試問題を速く正確に読む力を伸ばすオンライン速読解力講座

 オンライン速読解力講座は、中学受験を考える小学生を対象に、文章を速く正確に読み解く力をトレーニングする講座です。

 「速読」という名前から、文章をできるだけ速く読む練習をイメージするかもしれません。しかし、中学受験では読む速度だけでなく、長い文章から必要な情報を読み取り、設問の意図を理解する力も求められます。この講座では、内容を理解しながら読む速度を高めることを目指します。

 中学入試の国語では、限られた時間の中で長文を読み、複数の設問に答えなければなりません。文章を読むだけで時間を使ってしまうと、記述問題を考える時間が不足することもあります。

 国語の知識問題や記述問題を直接教える個別指導とは異なり、文章を読む力そのものをトレーニングする講座です。模試でいつも時間が足りない、文章を読むことに時間がかかるというお子さんの補助教材として利用できます。

 無料体験ではクレジットカードの登録は必要なく、そのまま有料プランへ自動的に切り替わることもありません。実際のトレーニングを試してから、お子さんに合うか判断できます。

文章読解の苦手克服【オンライン速読解力講座】

受験算数の基礎まで先取りできるRISU算数

 RISU算数は、算数に特化した無学年制のタブレット教材です。現在の学年に関係なく、お子さんの理解度に合わせて小学算数を進めていきます。

 学校で習っている単元より先へ進めるため、算数が得意なお子さんの先取り学習にも利用できます。小学6年生までの算数を修了すると、希望に応じて「中学受験基礎コース」へ進みます。

 中学受験基礎コースでは、つるかめ算、植木算、旅人算、仕事算、場合の数、規則性など、中学受験で使う考え方を学習します。学校の算数から受験算数へ移る前に、特殊算などの基礎に触れられることが特徴です。

 ただし、中学受験専門塾の算数カリキュラムをRISUだけで置き換えるものではありません。難関校の入試問題まで仕上げるというより、学校の算数を早めに終わらせて受験算数へ進みたいお子さんや、受験算数の基礎を補いたいお子さんに向いています。

 通常のRISU算数は基本料金が年額35,376円(税込)で、月換算すると2,948円です。このほかに学習速度に応じた利用料がかかり、中学受験基礎コースを利用すると月1,980円(税込)が追加されます。

 実際のタブレットを1週間試せるトライアルも用意されています。継続しないときは体験料金1,980円(税込)がかかるため、申し込み前に条件を確認しておきましょう。

子どもの成績アップ 効果で選ぶなら 【RISU算数】

現在の中学受験の進め方に合わせて選ぶ

 家庭を中心に4教科の受験勉強を進めたいなら、Z会中学受験コースや進研ゼミの中学受験講座が候補になります。一方、まだ本格的な入試対策へ進む前であれば、東進オンライン学校の授業を利用して基礎を固める方法もあります。

 すでに進学塾へ通っている家庭では、現在の塾を生かしながら不足している部分を補うことを考えてみましょう。宿題や家庭学習がうまく回らないなら受験コーチゆうた、難関校に向けた1対1指導を追加したいならトウコベPRIMEというように、必要なサポートによって選択肢が変わります。

 国語で文章を読むことに時間がかかるならオンライン速読解力講座、算数を先取りして受験算数の基礎へ進みたいならRISU算数というように、課題がはっきりしている教科だけ別の講座を利用することもできます。

 通信教育やオンライン講座は、数を増やせばよいというものではありません。現在利用している塾や教材で足りない部分を確認し、お子さんの学習状況や志望校に合ったものを選んでください。

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