中学受験向けことばのきまり 品詞①  名詞と動詞

中学受験向け国語の基本的なことばのきまりの練習問題です。

品詞の分類は小学校4年生くらいから学習します。文法単体で出題されることはあまり多くありませんが、品詞について理解るすことで、正確な文章を書くこと、読解力をつけることにつながります。基本事項とよく出題される問題をしっかり学習しておいてください。

基本事項

品詞とは

言葉の最小単位「単語」を、その働きや性質、形によって分類したものを「品詞(ひんし)」といいます。

品詞は次の10種類に分けられます。(代名詞を名詞とは別にする場合は11種類)

 

動詞、形容詞、形容動詞、名詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞、助動詞、助詞

名詞

名詞はものごとの名前を表すことばです。言葉の形は変わらず、「が」や「は」がついて主語になることができます。

名詞の種類

普通名詞 同じようなものやことがらにまとめてつけた名前

例) 学校 花 手紙 犬 戦争  など

固有名詞 人の名前、地名、署名、建物の名前、年号など 1つだけしかない名前

例) 富士山 野口英世 フランス 東京タワー など

数詞  ものの数や数量、順序などを表すことば

例)四人 三月三日 十回 六匹 など

代名詞 人やものごとの名前に代わりに、それを指ししめすことば

例)わたし あなた かれ かのじょ だれ どなた など(人をさししめす)

     これ それ あれ ここ あちら どちら 何 どこ など (ものごとをさししめす)

動詞とは

動詞は ものごとの動作、作用、存在などをあらわすことばです。

走る(動作) ある(存在) 変わる(作用) など

言い切ったとき、最後の音(おん)が、ウ段の音で終わります。

例)映画をよう。→言い切りの形は 見

動詞の活用

動詞は下に続く言葉によって、活用します。

書く の場合

書か ない

書き ます

書い 

書く (言い切り)

書く とき

書け 

書こ 

*言い切りの形と活用の形で文章を作ってみましょう。

自動詞と他動詞

起きる と 起こす という動詞について考えてみましょう。

私が 起きる。

このときの「起きる」は、私の動作を表しています。このように、そのもの自体の動作、作用、存在を表す動詞を自動詞といいます。

私が 妹を 起こす

このときの 「起こす」は、妹の動作ではなく、私が妹におよぼす動作になります。

このように「〜を」という、動作の目的、対象を表す言葉を必要とする動詞他動詞といいます。

*自動詞と他動詞を使って、自分で文章を作ってみましょう。

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名詞

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動詞

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