和差算の基本

和差算の問題プリントです。

和差算は、中学受験算数において重要な単元の一つです。

小学2年生程度から学習を始めることができ、基本的な考え方を早くから身につけることが大切です。和差算では、二つの数量の和(合計)と差が与えられた時に、それぞれの数量を求めます。

学習のポイント

  • 線分図の活用する。
    • 問題文を正確に線分図で表現することが重要です。線分図を書くことで、問題文を視覚的に理解しやすくなります。
  • 差の半分に注目
    • 和差算では、「差の半分」が鍵となります。差の半分を理解することで、二つの数の中間点が分かります。
  • 基本的な計算力
    • 引き算、割り算、足し算の基本的な計算力が必要です。暗算力きたえることも大切です。
  • 問題文の読解力
    • 問題文の情報を正確に読み取り、必要な数を抜き出す力をつけましょう。
  • 様々な問題練習をする。
    • 基本的な問題から応用問題まで、多くの問題を解くことで理解を深めます。

基本的な問題の解き方

例題 ゆうこさんと妹は鉛筆を2人合わせて40本持っています。ゆうこさんの方が妹より16本多く鉛筆を持っています。それぞれ鉛筆を何本持っていますか。
下のような線分図を書いてみます。
  の部分が同じ大きさなことに着目します。
  
  • 全体の本数(40本)から差(16本)を引きます 40 – 16 = 24本
  • 24本を2で割ると、1人分の基本の本数が分かります 24 ÷ 2 = 12本
  • したがって、妹の本数は12本です。
  • ゆうこさんの本数は、妹の本数に差を足したものです:12 + 16 = 28本

 答え

  • 妹:12本
  • ゆうこさん:28本

答えの確認

 答えの確認をしてみましょう。

  • 2人の合計:12 + 28 = 40本
  • 差:28 – 12 = 16本
 となり、答えが正しいことがわかります。
 

学習のやり方

和差算の問題では、線分図を用いて問題文を視覚化すると解きやすくなります。線分図は自分で書くことが大切です。

このような基本的な和差算の問題は、小学2年生程度から取り組むことができます。早い段階から和差算の考え方に慣れることで、より複雑な問題にも対応できるようになります。

中学受験に向けては、基本問題を確実に解けるようになってから、応用問題や複合問題にも挑戦してみてください。

 

練習問題をダウンロードする

画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。

和差算の基本

線分図の考え方の問題です。2通りの解き方で考えます。

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和差算練習

基本的な問題の練習プリントです。慣れるまでは線分図を書いて考えましょう。

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