植木算の基本的なパターンを学習します。
小学校3年生から取り組むことができます。いろいろな問題を解いて解き方を身につけていきましょう。
基本的な考え方
植木算は線分図を描いて考えることが大切です。
- 木の本数と間の数の関係をしっかり理解しましょう
- 問題のパターンによって計算方法が変わります
パターン1:両端に木を植える場合
例題) 30mの道路に、5m間隔で木を植えます。道路の両端にも木を植えるとき、何本の木が必要でしょうか。
考え方
- 線分図を描いてみます
🌳
0m
🌳
5m
5m
🌳
10m
5m
🌳
15m
5m
🌳
20m
5m
🌳
25m
5m
🌳
30m
5m
- 間の数を求めます:30 ÷ 5 = 6個
- 木の本数 = 間の数 + 1 = 6 + 1 = 7本
覚え方:両端にも植えるので、間の数より1本多くなります
パターン2:両端に木を植えない場合
例題) 30mの道路に、5m間隔で木を植えます。道路の両端には木を植えないとき、何本の木が必要でしょうか。
考え方
- 線分図をかいてみます
0m
🌳
5m
5m
🌳
10m
5m
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15m
5m
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20m
5m
🌳
25m
5m
30m
5m
- 間の数:30 ÷ 5 = 6個
- 木の本数 = 間の数 – 1 = 6 – 1 = 5本
覚え方:両端に植えないので、間の数より1本少なくなります
パターン3:池の周りに木を植える場合
例題) 周りの長さが30mの池のまわりに、5m間隔で木を植えます。何本の木が必要でしょうか。

考え方
- 池の周りは円形なので、最初と最後がつながります

- 間の数 = 木の本数(円形なので)
- 木の本数 = 30 ÷ 5 = 6本
覚え方:池の周りは円なので、間の数と木の本数が同じになります
パターン4:テープをつなぎ合わせる場合
例題) 1本の長さが8cmのテープを、1cmののりしろでつなぎ合わせます。5枚のテープをつなぐと、全体の長さは何cmになりますか。
考え方
- 図を描いてみます

- 最初のテープ:8cm
- 残りのテープ(4枚):のりしろを除くと1枚あたり 8 – 1 = 7cm
- 全体の長さ = 8 + 7 × 4 = 8 + 28 = 36cm
覚え方:最初のテープはそのまま、残りはのりしろの分だけ短くなります
学習のポイント
植木算のコツ
- 必ず線分図を描く:問題の状況を図で表すと分かりやすい
- パターンを見分ける:両端に植える?植えない?池の周り?テープつなぎ?
- 間の数を正しく求める:全体の長さ ÷ 間隔 = 間の数
- 木の本数の計算:
- 両端に植える → 間の数 + 1
- 両端に植えない → 間の数 – 1
- 池の周り → 間の数と同じ
- テープつなぎ → 最初 + (長さ – のりしろ) × (残り枚数)
必ず図を描いて、どのパターンかを確認してから計算しましょう!
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植木算の基本
基本的な植木算やテープのつなげ方の考え方。
基本的な練習問題
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応用問題
やや応用レベルの問題です。
